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脳をリフレッシュする様々な気分転換法

 
 あなたは気分転換が勉強法の一つだと思ったことがありますか? 不思議に思う方もいるでしょうね。でも、上手に気分転換を図って脳をリフレッシュするのは、大事な勉強法の一つなのです。

 激しい運動を毎日続けていると体は疲労します。それと同じように脳も、長時間勉強を続けていると疲労します。頭が疲れてくれば、勉強しても効果は半減します。だから脳も休息が必要なのです。

勉強の合間の気分転換法

 次に示すのは、1日何時間も勉強する場合の脳のリフレッシュ法です。

 ・1時間ごとに勉強科目を変える。その際、できれば暗記科目が連続しないようにする。

・1時間(実際は50分~55分)ごとに休憩を5分くらい入れる。休憩は最大でも10分以内とする。科目の内容によっては30分に一回がよい場合もあるでしょう。個人差があります。

・5分の休憩では、同じ姿勢を取り続けて血行の悪くなった体をほぐすための運動をする。具体的には、肩や首、指などの運動、ラジオ体操や軽いストレッチ体操、家の中のぶらぶら歩き、ダンス、家の周りの散歩等。

・鼻歌を歌う、家族とばか話をするなど、声を出すのも気分転換に効果がある。

・好きな音楽を1曲(5分以内)だけ聴く。

・水分を補給したり、甘いお菓子を少しだけ食べる(1日のカロリーの取りすぎには十分注意)。

・歯を磨いたり、顔を洗ったりする。

・机の上や周辺をちょっとだけ整理してみる。

 人によって何が最も効果的かが異なるので、自分に合った気分転換法を2、3種類決めておくとよいでしょう。くれぐれも、気分転換のほうに熱中しないように!

1週間単位の気分転換法

 7日間に1度、日曜日が来るのは、暦を考えた古代人の素晴しい知恵です。人間の体や精神はそれ以上使い続けていると疲労がたまって、十分に働かなくなってしまいます。

 体のほうは疲れすぎると動かなくなってしまいますが、脳みそは使い続けることができますし、自分では頭が働いているつもりになっています。でも、実際はかなり空回りしている時間が多くなるのです。

 だから、1週間に1回は、太陽の出ている時間帯に数時間、勉強から頭を解放してあげてください。長時間だらだらと勉強していても、実際には能率が上がらず自己満足に終わるだけです。

 ただし、勉強から頭を解放するといっても、ただ頭を休めるだけでは1週間分の疲れは取れません。もっと積極的なリフレッシュ法が求められます。これも個人によってその効果はいろいろですが、気分転換には次のような方法が考えられます。

・勉強は体をまったく使わないので、その正反対のスポーツが気分転換には理想的。特に仲間や相手のいるスポーツ=野球、サッカー、バスケ、バレー、テニス、卓球などが適しています。

 ・同じ意味で友人とサイクリングするのもいいものです。体を使うだけでなく、新しい風景を見ることも脳をリフレッシュします。

・友人や家族とカラオケで思いっきり発散するのも、最高の気分転換になります。

・絵やイラストを描く、楽器の練習をする、手芸や工作をする…など自分の趣味の世界を持っている人は、気分転換の名人になれます。

・囲碁や将棋、オセロなどの好きな人はライバルとの対局が脳をリフレッシュするでしょう。勉強で頭を使って、また頭を使うなんて…と思う方もいるかもしれませんが、使う場所が違うのです。受験とは違う世界でライバルと勝負を争うのは、スポーツと同様にストレス解消になります。

・女の子は仲間とおしゃべりするのがストレス解消になるようですね(いわゆる井戸端会議は、主婦にとってもパワーの源になっているようで…)。そのおしゃべりが別のストレスをもたらさない限り、いい気分転換になるでしょう。

・好きなジャンルの小説を読むのもいいものです。読書は国語の読解力にもプラスになりますが、気分転換として読む場合は、そんなことは考えず、気楽に読めるものがよいでしょう。泣いたり笑ったりするのも、一時的に勉強から離れる意味では効果があります。

・同じ意味で、映画を見るのも読書以上に効果があるかも知れません。

・ショッピングもストレス解消によいようです(特に女性は…)。

 その他、数ヶ月に一度くらいなら、コンサートに行ったり、旅行を楽しんだりするのも元気の源になります。1日くらい勉強しない日がたまにあっても、そう遅れるものではありません。それよりも、変化のない、つまらない生活を続けて脳の働きが鈍ってしまうほうが、はるかにマイナスです。
 以上、気分転換による脳のリフレッシュ法について述べましたが、最後に勉強そのものが気分転換の役割を果たす方法をお教えしましょう。

 毎日の勉強の中で一日10分~20分、普通の勉強法とはかなり違う脳の使い方をするのが、記憶術という暗記の技術です。興味ある方は、本サイトの「記憶術の原理とやり方を種明かしします」から、記憶術がどんなものなのか試してみませんか?


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