誰でもできる記憶術/入門・基礎講座
この講座は、キオテック創造学習センターが記憶術習得の決定版「高山メソッド」をもとに、レッスンを公開するものです。入門者のメソッドは、下記のように7つのテーマで構成されていますので、順番にじっくり取り組んでください。
※ページの最後に、各テーマの簡単な内容を紹介しています。
記憶術入門・基礎講座 7つのテーマ頭にイメージを描く練習から始めよう |
記憶術習得のカギは入門時にあり
何事を身につけるにも、「最初が肝心」とはよく言われることです。最も基本的なことが十分に身についてないまま先を急いだり、間違ったやり方や考え方で固まってしまったりすると、初歩的な段階で進歩が止まってしまうのです。記憶術についても同様で、スポーツや楽器演奏などのようにやっている中身が目に見えない分、自分で間違いに気がつくチャンスがありません。そこで高山メソッドでは、これまで多くの人が初歩の段階でつまずいてきた原因を分析し、そのほとんどが記憶術入門・初級段階に問題のあることをつきとめました。それは次の3点です。
1.言葉を素早くイメージ化する練習が不十分
2.基本となる2単語イメージ連結の、多彩な技法の習得が不十分
3.そのままではイメージできない単語を、頭に視覚的に描く技術(イメージ変換法)をきちんと教わっていない。
この「無料入門レッスン」では、「頭にイメージを描く練習」から、「2つのイメージを連結する方法」を経て、記憶術の中心となる技術「基礎結合法」の初歩までを、わかりやすく説明しています。
入門レッスンの内容
入門1:頭にイメージを描く練習から始めよう記憶術は言葉を頭に視覚的にイメージとして描いて覚える方法ですが、ふだんはあまり意識して使っていない脳の機能ですから、ある程度の練習が必要です。このレッスンでは、身の回りの物や動物を素早く鮮明にイメージすることから始まって、動作や感情を表わす言葉をイメージするトレーニングまでを実践します。入門2:言葉を即座に連想力でイメージ化するコツあなたは「くだもの」や「楽器」などの集合名詞をどうイメージしますか? また、「実験」「暖房」「選挙」などの抽象的な言葉を視覚的に頭に描けますか? 記憶術では、「連想によるイメージ変換」という方法を使ってしますが、方法を知っただけでは不十分で、やはりトレーニングが必要になります。10分~20分くらいの練習で記憶術への準備は完了です。入門3:記憶術の第一歩|二つのイメージを連結する練習ここからが記憶術を使う初めてのレッスンです。まずは、2つの単語(物や動物など)を結び付けて覚える方法(イメージ連結法)の基本を学びます。珍しい体験や大きな事件は忘れないことや、イメージをマンガチックに連結する方法などを学び、頭の中に情景をしっかり描いて覚えるトレーニングをします。この段階を理論だけでわかったつもりになり、適切な例題で練習をしないと、あとで苦労します。入門4:イメージできない言葉は、こうして頭に描く!言葉をイメージ化する有力な方法の一つに、ゴロ合わせ(ダジャレ)があります。初めて聞く外国の地名や人名などや、知っていてもそのままではイメージできないカタカナ語を、関連する事柄と併せて覚える際に、ゴロ合わせによるイメージ変換を使います。これなくして、記憶術を試験対策に応用することは不可能です。入門編ではまず、だれでも思いつく簡単ゴロ合わせの練習をした後、単語を2つに分解してゴロ合わせをし、イメージを作る方法を学びます。 入門5:暗記項目を順番通り、完璧に覚える基礎結合法記憶術の切り札ともいうべき基礎結合法の解説は、5番目となりました。基礎結合法とは、絶対に順番を忘れないリストに暗記項目を一つひとつイメージで連結していく方法です。イメージ連結の技法をある程度知った後でないと、説明してもトレーニングにならないので、この順番になりました。入門講座では、有名な「体の部分に結び付けていく方法」を教えています。基礎1:こうすれば忘れない、イメージ連結法の練習記憶術の基本は「2つの単語(イメージ)をストーリー(イメージ)で連結して覚えること」に尽きます。しかし、その原理や方法を教わっただけでは、なかなか忘れにくいイメージ連結ができないのが普通です。そこで、本格的な記憶術のトレーニングに入る前に、忘れにくいイメージ連結のコツを少し練習しておくと、あとの学習が楽になります。 基礎2:連想力を鍛える2つのトレーニング法 学校の勉強では、「一つの単語から自然に連想される、様々な言葉(イメージ)を頭に思い浮かべる」なんてことは、まったく必要ありません。そんなことをしていたら、「学習の妨げになる」と叱られそうですね。でも、記憶術ではこの連想力が必要なのです。連想力は誰にも備わっている能力ですが、個人差があります。 |