暗記に便利なゴロ合わせ
―ダジャレも侮れない上達編
カタカナ語(地名・人名・化学物質名など)を覚えるのが苦手なら…
「スゴ技」などと書きましたが、要するに「かなり無理のあるダジャレを楽しむ」ということです。口に出したら笑われそうなものから、意外に傑作かもしれないぞと思わせるものまであります。大事なことは脳を柔軟にして、自分ですばやく言葉を見つけることです。
人間の脳は一つのことに凝り固まってしまうと、融通が利かなくなり、新しい環境や時代についていけなくなります。その意味で、言葉の遊びであるダジャレ・ゴロ合わせは記憶を確かにするばかりでなく、脳をやわらかくし、人生をしなやかに生き抜くために役立つかもしれません(少し大げさでしたか…?)。
前置きが長くなりましたが、ここで例題です。アフリカの地名と世界史キーワードから各5題を用意しました。ゴロ合わせが強引になればなるほど、連想する言葉は人によって異なってきます。
ゴロ合わせ練習問題3(アフリカの地名) ①ハルツーム ②ナミビア ③ダカール ④ンジャナメ ⑤ムババーネ ゴロ合わせ練習問題4(世界史) ⑥ケネー ⑦アエネイス ⑧ダランベール ⑨ラファエロ ⑩グロティウス |
次に解答例を示しますが、それが正解というわけではありません。自分が思いついた言葉のほうが覚えやすいと思えば、そうするのがよいのです。ばかばかしいダジャレを楽しんでください。
解答例
①ハルツーム 春摘む(「摘む」は「積む」でもよい) ②ナミビア 並ビア(ビアはビール。「波ビア」もあり) ③ダカール 抱かる(抱かれるの文語体) ④ンジャナメ ん、じゃ舐(な)め ⑤ムババーネ ム、ババアね ⑥ケネー 毛ねえ ⑦アエネイス 会えねース ⑧ダランベール だらん、べろ (舌。そのままベールでもよいが、ベロの方が強烈) ⑨ラファエロ 裸婦はエロ(絵画ではそんなことはないんですが) ⑩グロティウス グロ、チューす |
さて、元の発音と似た日本語にちょっと変えるだけで、ダジャレができる単語は大きく広がりました。しかし、それでもそう都合よくできたカタカナ語ばかりではありません。そこで次のステップに進むことになります。
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