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カタカナ語の記憶には、漢字当て字法も便利
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カタカナ語の記憶には
   漢字当て字法も便利

漢字遊びを楽しみながら、覚えづらいカタカナ語を効率よく記憶

 
 地理や世界史、化学などに出てくるカタカナ語が覚えづらいのは、英語だけでなく、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ラテン語、ギリシャ語、スワヒリ語…など、さまざまな言語が出てくるからです。ゴロ合わせは有力な方法ですが、相当強引なダジャレを駆使しても、うまくいくかどうかは運まかせです。

 そこで次に、漢字・当て字法をご紹介しましょう。明治の人がアメリカのことを「亜米利加」と表記したように、漢字を無理やり当てはめると覚えやすくなるという性質を利用するのです。

 ちなみに、日本ではアメリカは「米国」ですが、中国では「美国」と書きます。「美」は中国では「メイ」と発音するのです。中国には仮名がないので、漢字圏以外のすべての外国語地名・人名に、国が定めた当て字を使います。

 カタカナ語の当て字を自分で考えるのは、パズル的な頭の体操が要求されます。しかし、慣れてくれば意外にうまい漢字が見つかるものです。何よりも、自分の覚えやすい漢字の組み合わせを楽しむことができますから、意味のわからない、ややこしいカタカナ語をそのまま覚えるよりもはるかに記憶に強く残るでしょう。

 それでは、漢字・当て字法の実例をお見せしましょう。アフリカの都市「ラバト」と、世界史に登場する「スキタイ人」の漢字変換例です。

 ・ラバト 裸鳩 
 ・スキタイ 好鯛


 いかがですか? 正解はこれに限りません。読めればどんなものでもよいのです。たとえば、ラバトを「騾馬人」としてもよいでしょう。自分にとって意味がありそうで、覚えやすい当て字が「正解」となります。

 次にさっそく例題をやっていただきましょう。地理と世界史から5題ずつです。解答例を見る前に自分で考えてみてください。自分で考えたもののほうが覚えやすいものが多いものです。

ゴロ合わせ練習問題5(アフリカの地名)
①コナクリ  ②ジンバブエ  ③ベナン  ④リロングウェ  ⑤ワガドゥグー

ゴロ合わせ練習問題6(世界史)
⑥ソンガイ王国  ⑦フビライ  ⑧ジブチ  ⑨カラ=キタイ  ⑩ウルバヌス

 下に示すのは解答の一例です。難しい漢字が出てきますが、読めさえすれば大丈夫。ただし、発音がなまっているものもあります。漢字を見ながら、カタカナの発音を発声してみるのが覚えるコツです。

解答例
①コナクリ  粉栗
②ジンバブエ  人馬笛
③ベナン  辺南
④リロングウェ  理論愚上
⑤ワガドゥグー  我土偶
⑥ソンガイ王国  損害王国
⑦フビライ  不備雷
⑧ジブチ  地淵
⑨カラ=キタイ  殻=期待
⑩ウルバヌス  売馬主

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