大学受験・勉強法
モチベーション、苦手克服…
各教科の先生に、「ここは大事だ」とか「○○をやっておけ」などと言われれば、そうする。家にお金のある人は夏期講習などに出る。でも、今の勉強法が果たしていちばん自分に向いているかどうか? 真剣に考える人は、あまり多くないのではないでしょうか。
誰にも通用する最強の勉強法とか、理想の勉強法は存在しないでしょう。人それぞれ顔が違うように、性格も違い、現在の成績や科目ごとの得手不得手、ものの考え方、感受性、生活のリズムなども異なります。だから、最も成果を上げることができる勉強法も、人それぞれ異なるのです。
最も大切なことは、自分にぴったり合った勉強法を見つけることです。そのためには、まず「敵を知り、己を知ること」 が大事です。
「敵」といってもライバルのことではありませんよ。敵とは、志望高校や志望大学の入試科目や出題傾向、合格最低ラインなどのことです。それに対して、自分の現在の位置はどの辺なのか、何が足りないのかを考えることが、己を知るということです。このことは、勉強へのモチベーション(動機付け)を高める上でも重要なことです。
大学受験勉強12のヒント
次に掲げるのはは大学受験をめざしている方へのアドバイスです。箇条書きにして、最小限度の説明を加えました。ヒントになる事柄がいくつか見つかるはずです。目標となる志望大学は早めに決めよう
志望大学が早く決まれば、対策も早く決められます。でも、自分のやりたいことがはっきりしないために、いつまでも迷ってしまうということはあり得ますね。悔いのない進路を選ぶためには、先送りしないでしっかりと自分の心の奥底と対話することも大事です。人間はとりあえず目標を持った方が、やる気がわいてくるものです。過去問は志望大学が決まったら、各年度の出題傾向をすぐにチェックしよう
それぞれの大学には出題の分野や問題形式などに特徴があるはずです。敵(大学入試の場合は問題の傾向)を知らずして戦えないのはあらゆるスポーツやゲームに共通する心理です。過去問への取り組みで、自分自身の弱点を知り、対策を立てる
問題と解くということは、自分の弱点を知ること。己を知らずして対策を立てることはできません。各科目まんべんなく勉強するのではなく、メリハリをつける
まずは最も重要な章や苦手な分野を勉強します。課目によっては出題形式の弱点モ克服する必要があります。受験科目は志望大学の傾向を把握した上で、なるべく早く決めよう
受験科目はできるだけ早く決めた方が、長期間勉強できるので有利なのは自明の理です。偏差値にあまりこだわらない。合格は合格最低点を1点でも越えること…
テストの合計点の差と偏差値の点数差は全く意味が違います。合格を決めるのは「合格最低点以上」です。受験科目ごと、成績レベルごとに、それぞれの基準で参考書やテスト問題を選ぶ
参考書とテスト問題の選び方は科目ごとに選ぶ基準が変わるのが普通です。テスト問題では、間違ったところを日を置いて再チャレンジ。苦手単元の問題をたくさん解く
テスト問題は実力を確かなものにするために有効です。特に間違ったところの取り組み方がカギを握ります。やる気を出せ式の根性論は役に立たない。やり方を工夫すれば、やる気になれる
やる気は根性ではなく、勉強の環境作りも含めた小さな工夫の積み重ねで生まれます。学習計画表と学習記録表は、うまく使えばモチベーションを高め、自己コントロールの武器になる
計画をしっかり立てて、それを検証しながら進むと、物事は最後までやり遂げることができます。脳をリフレッシュする気分転換法を知っていると、長期間の集中力が保てる
身体を使い過ぎれば球速が必要になるのと同様に、受験勉強では脳や心を上手にリフレッシュすることが大切です。受験ではとにかく記憶することが重要。いやでも覚えるべきことは工夫して覚える
受験では記憶していなければ解けない問題が大半を占めます。記憶に関して様々な工夫が求められます。トップへ HOME