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脳が生まれ変わる!実用脳トレの決定版
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脳が生まれ変わる!実用脳トレの決定版

 
 「記憶術は頭の良くなる脳トレ法だ」と聞いても、ピンとくる方は少ないでしょう。このことを説明する前に、そもそも「頭が良い」とはどんなことなのか、そして一般にいわれる「脳トレ」でどんな能力が身につくのかということについて一緒に考えてみましょう。

「頭が良い人」ってどんな人?

 中学・高校時代は、頭がよい人=学校の成績の良い人、つまり記憶力の優れた人を指すことが多いようです。ところが社会に出ると、単に知識の豊富なだけでは「頭が良い」とはあまり言われません。

 仕事の場で「頭が良い」という場合、次の能力のいずれかが、あるいは複数が図抜けて優れていることが多いようです。

 ①鋭い直観力と、緻密な分析能力を持っている。
 ②アイデアが豊富で、それを実現化するシナリオが描ける。
 ③複雑な問題でも、短い時間で正しい判断を示すことができる。

 
 記憶力は、ないよりはあるほうがよいに決まっています。調べる手間が省け、時間とエネルギーの節約になるからです。でも、それだけのこと。だから記憶力は頭が良いことの代表選手とはなりえないのです。

 では、「記憶の技術」である記憶術が、なぜ優れた脳トレになるのでしょうか? その答えは様々な脳トレについて述べた後に説明します。

 記憶術以外の有効な脳トレとは

 脳トレには、①主に認知症の予防や対策を目的としたやさしいトレーニング、②知能テスト的なパズルで右脳や左脳を鍛えるトレーニング、③囲碁や将棋などの高度な頭脳ゲームによるトレーニングがあります。

認知症の予防や対策のためのやさしいトレーニングは?

 小学校の前半でするようなやさしい計算や図形問題は、認知症の予防や対策のためには一定の効果が認められるかもしれません。でも、それは超初歩的な能力のサビつきを取り戻すだけのもので、一般成人のレベルでは、脳トレと呼べる代物ではないことは明白です。

ちょっと気の利いた知能テスト的パズルは? 

 算数パズルや図形パズル、言語的パズル(クロスワード・漢クロなど)、論理パズルなどの中にはなかなか手ごわいものもあり、楽しみながら(苦しみながら?)大脳を鍛錬するのにぴったりです。でも、部分的な能力である上に、そもそも「与えられた問題を解く」というパターンが受け身で、人間の根源でもある創造力を養うことにつながりません。でも、日頃あまり使っていない脳の部分を補うという意味では、とても有効です。

囲碁、将棋、麻雀などの頭脳ゲームは?

 お互いの頭脳を駆使して戦う盤上ゲームといえば、世界中で囲碁、将棋、チェスの右に出るものはありません。右脳・左脳・前頭葉をフル回転させて勝利を目指すそれらのゲームは、図形的記憶力や注意力、分析力、推理力、判断力、直感力、創造性、脳の柔軟性、集中力などを養い、脳を確実に進化させるでしょう。

 また、このほかに麻雀、コントラクトブリッジ、モノポリーなど4人ないしそれ以上の人数で行う頭脳ゲームも、すぐれた脳トレになります。ただし、一つだけ欠点があります。それはどんなに強くなっても、実用的には「社交の道具」以外には役立たないことです。
 ※参考サイト:全脳を鍛える将棋、囲碁、オセロなどのボードゲーム  

記憶術の練習はなぜ優れた脳トレになるのか?

 記憶術は記憶力そのものを伸ばすものではなく、さまざまなテクニックを使って記憶能力を飛躍的に高めるものです。記憶術には基本となるいくつかの技術があり、習得するには理論的方法論の他に次の3種類のトレーニングが必要になります。それはどれも想像力=創造力につながるものです。

①言葉を頭の中で視覚的にイメージする練習
②抽象語やカタカナ語を、語呂合わせなどの方法でイメージ化する練習
③イメージとイメージをつなげて、強い印象が残る一コマ漫画のようなイメージを作る練習

 この3つの練習は誰でもできるやさしいものですが、より強い記憶が定着するイメージを描くために、各種の高山式イメージ公式を活用して、記憶術のレベルを上げていきます。

 このトレーニングを通して、左脳(言語脳)と右脳(図形・イメージ脳)の連携が強化されると共に、大脳の司令塔である前頭葉が活性化されて、集中力や想像力、脳の柔軟性が強化されるでしょう。つまり、記憶能力を飛躍的に伸ばすのが目的であるのに、結果的に脳にとって最も大事な意欲、集中力、想像力(=創造力)が知らず知らずのうちに強化されるということです。まさに、理想の脳トレだと思いませんか。

【関連サイト】
  囲碁上達法・入門講座・囲碁ソフト/囲碁上達研究会

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