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集中力を高める記憶法
高校受験・大学受験をめざす方へ by キオテック創造学習センター |
高校受験、大学受験の合格のカギを握るのは暗記の量。勉強時間の多いほうが有利です。
でも、勉強時間が多くなると、大脳が「慣れ」とか「疲れ」の状態に入り、学習効果は急速に落ちてきます。
特に暗記は、だらだらやってもあまり意味がありません。必要なのは集中力です。集中できたときと、できなかったときでは、同じ人でも記憶量に数倍の差が生じます。経験ありませんか?
では、どうしたら勉強に集中できるのか? 抜群の集中力を身につける方法はあるのか? その答えがここにあります。
集中力は、だれにも備わっている能力
あなたはロックのガンガンなる部屋や、クルマの騒音がうるさい路上で、友だちと話したことはありませんか?
録音にとったら、大音量にかき消されてしまうような話し声でも、私たちの耳は聞き取ることができます。これは人間の耳が、余分な雑音を排除し、特定の音だけを拾って聞き分ける能力を持っているからです。私たちには、大事なことのみに集中する能力が、生まれながらに備わっているのです。
ところが一方では、もっと静かな場所でも人の話が聞き取れないことがあります。ぼんやりして集中力が散漫になったり、気がかりなことがあったりする場合ですね。
つまり、だれでも集中力が働くときと働かないときがあるわけです。常に集中している人や、集中することがまったくない人は、この世に存在しません。
問題は、必要なときに、必要なことに対して集中できるかどうかということです。受験生にとっては、「勉強時間中に、勉強に集中力を発揮できるか」が勝負ですね。
集中力に向い、持続させる方法
集中力には生まれつき差がないとはいっても、集中力を持続できる人と集中できない人がいることは確かです。その差がどこから生まれるかという問題はあと回しにして、まずは「いかにして集中し、さらにそれを持続させるか」という技術的なことをお話しましょう。
●集中できる環境を整える
人間が集中できるかどうかは、その人の能力というよりは環境の力です。
たとえば、だれだって騒音の中では勉強に集中できないでしょう? 体の調子が悪いときも集中力は落ちます。周囲にやる気のない人が多いと、自分も感染して集中力がそがれます。逆にやる気のある人の中に入ると、それに引きずられて集中せざるを得なくなります。
だから、まずは勉強をするための環境作りが大切です。リラックスできる部屋。しかし、そこは遊びの空間ではなく、目標達成のために勉強をするという雰囲気がなければなりません。
●集中力が持続する体の管理
集中力には体の管理も大切です。
おなかの調子が悪い、頭が痛い、歯が痛い、体がかゆい、疲れてだるい、寝不足…。こんな状態では勉強どころか、何にも集中できません。まずは不摂生をせず、健康第一を考えます。
集中力を高めるためには、ストレッチ体操や入浴などによって、筋肉や筋の緊張をほぐすことが大事です。血行をよくして、脳に酸素を十分に送れる態勢を作ると、勉強に集中でき、それだけで記憶力は高まります。そればかりか、集中力は持続しやすくなるのです。
●集中力とこころの問題
こころの面からいうと、余分な悩みがあると集中できません。悩みごとや気がかりなことは早めに人に相談し、 解決します。
また、気持ちが落ち着き、集中できる音楽を見つけておきましょう。音楽に限らず、まずはリラックスできる自分だけの処方箋があると、早く勉強に集中できます。
頭が緊張していては集中力が発揮できません。記憶力も一時的に落ちるでしょう。脳もスポーツと同じように、準備体操が必要なのです。
人はだれでも、「楽をしたい」「やるべきこと(勉強)をあと回しにしたい」という気持ちを持っています。それをセルフ・コントロールできる、強い気持ちを持つことも大切です。
そのためには、自分の目標を紙に書いて張るなどして、常に意識するようにします。自分にいい暗示をかけると、意欲が高まり、集中力が増します(自己暗示の効果)。
また、適度な息抜きでこころをなごませることも、集中力の持続に欠かせません。
好きなことには集中力を発揮できる
集中力を一種の技術と考えず、「集中力という能力」を高める考え方もあります。
「集中力の高め方」「集中力アップ法」「集中力鍛錬法」などといった本やCD、教材などが、世間にはたくさん出回っています。でも、すでに述べたように、だれだって潜在的にはすぐれた集中力を持っているのです。
ただ残念なことに、ほとんどの方は好きなことや、生存にかかわる重大なことにしか集中できません。だから、「ただ眺めているだけで集中力がつく」などといった教材を使って、たとえ集中力が向上したとしても、それで勉強が好きになるわけではありません。
学校の勉強のことはなかなか暗記できなくても、好きな芸能人やスポーツ、ゲームなどになると何の努力もなく自然に覚えてしまいますね。
集中力という、測ることのできないあいまいなものを習得する努力よりは、一科目ずつ勉強が好きになっていくほうが、自然に勉強に集中できるようになるでしょう。
知的好奇心があると、勉強に集中できる
秀才とそうではない人の違いはどこにあると思いますか。理解力や記憶力(つまり頭のよさ)の差でしょうか。それとも勉強時間? 塾や家庭教師の力? どれも正解かもしれませんが、決定打ではありません。だって、どんなにいい条件がそろっていても、本人にやる気がなければむだになるでしょう?
「やる気」というのは、言いかえれば「集中力」です。集中力は好き嫌いの感情と関係があります。心の奥底で嫌いなものを、だましだまし、やる気になっても、そんなニセモノの「やる気=集中力」は長く続きません。
ところが秀才といわれる人には、知的好奇心というものがあります。宇宙のしくみ、人体のしくみ、社会のしくみ、言葉のしくみ…というように、世界はわからないことだらけです。わからないから、知りたい。この素朴な好奇心をたくさん持ち続けた人が勝ちなのです。
「怖いもの見たさ」という言葉があります。「オバケが出る」と聞けば、なんだか見に行きたくなる。そんなものを見ても何の役にも立たないのですが、好奇心というものは純粋です。学校の勉強も同じ。何の役に立つかどうかということよりも、単純に好奇心を持つことが集中力を生むのです。
暗記の勉強を面白くする、秘密の記憶法
大好きなことや面白いことには、だれでも集中できる。教科の内容に好奇心を持てば、勉強に集中できる。その結果、記憶力が十分に発揮され、成績が上がる。それが、これまで述べてきたことです。
でも、「どんなことにも強い好奇心を持て」と言われても、自分の心をコントロールするのは難しいものです。秀才にだって、好きになれない暗記科目があるはず…。
そこで、おすすめなのが、嫌いな暗記作業をスイスイと楽しみながら行う記憶法です。はじめからムリに嫌いな科目を好きになる必要はないのです。内容が面白くなくても、覚え方がメチャ面白ければ、勉強に集中できます。どんどん覚えられるから、やる気も出てきます。知識が豊富になれば、嫌いだった科目も好きになるかもしれません。いや、嫌いのままでも、100点が取れればよいのです。
暗記項目の中味に興味がなくても、そして理解できなくても、面白おかしく記憶してしまう方法―それはこれです!
●ダジャレ、ギャグ、ばか話で覚える「チョー不まじめ記憶法」
なぁんだ、ダジャレか、と侮ることなかれ。カタカナ語やわけのわからない新語、数字や記号などを覚えるにはダジャレに限ります。電話番号をゴロ合わせで覚えるのはだれでもやっていますね。その手法を暗記に応用する のです。
話は変わりますが、「逃がした魚は大きい」といいますね。人に何度も話しているうちに、魚はどんどん成長していきます。話は大げさになるほど印象が強いのですね。だから、ホラ話は喜ばれます。うそとわかっていても面白い。そして忘れません。面白いから集中できる。だから記憶に残るのです。
「チョー不まじめ記憶法」はこれも利用します。これらの手法は二千数百年も前のギリシャの詩人や哲学者が考案したもので、「記憶術」と呼ばれます。
●記憶術はイメージ脳と創造脳を強化し、集中力を高める
記憶術は、言葉を視覚的なイメージに変えて、イメージとイメージをマンガチックにドッキングさせて覚えます。言語をつかさどるのは大脳の左脳部分ですが、記憶術ではイメージ脳と呼ばれる右脳や、創造に関係する前頭葉という部分も使います。
チョー不まじめにばかばかしいイメージを頭に焼き付ける記憶法は、脳全体を使うため、大脳が活性化されます。こうして記憶術のトレーニングをやっているうちに、集中力は自然につき、また記憶術を使おうとするだけで、勉強に集中できるようになるのです。

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