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暗記、記憶&記憶術用語集4 【た行】

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 記憶に関する用語を、初歩的な心理学や大脳生理学など科学的な見地から解説したものです。併せて暗記や記憶術に関する用語も加え、読み物としても楽しめるように編集しました。                         

大脳
 
 脳は、大脳、小脳、脳幹の3つに分けられるが、大脳は全体の80%を占める最も高度な機能をつかさどる器官である。大脳は右脳と左脳に分かれており、両者を脳梁(のうりょう)がつないでいる。機能別には、前頭葉、頭頂葉、後頭葉、側頭葉の4つに分けられる。前頭葉は運動や意欲・創造・実行などをつかさどり、頭頂葉は触覚、後頭葉は視覚、側頭葉は聴覚、嗅覚、判断、感情,言語,記憶にかかわっている。
大脳皮質
 大脳の表面、灰白質のシワシワの部分である。知覚、思考、記憶、推理、随意運動など、高いレベルの機能をつかさどっている。そのため、大脳といえばこの大脳皮質のことをいう場合が多い。記憶は感覚情報が海馬に一時的に保管されたあと、長期記憶として定着するためにこの大脳皮質に保存される。
ダジャレ
 つまらないしゃれのこと。特に、会話中に言葉をもじって笑いを誘うことを指すことが多く、近年は「オヤジギャグ」というありがたくない名称をちょうだいしている。
 記憶術ではこのダジャレのセンスが大いに活躍する。数字を意味のある言葉に言い換えるのは語呂合わせというが、ダジャレも一種の語呂合わせである。たとえば、コスタリカ(国名)を「こすった理科」というような要領である。
短期記憶
 文字通り、短期間保持される記憶のことである。心理学的には、20秒間から、長くてもせいぜい数分しか覚えていないものを短期記憶という。短期記憶は時間が経つにつれて忘れてしまうので、それを維持するために、何度か繰り返し復唱したり、思い浮かべたりしなければならない。
長期記憶
 短期記憶よりも長い記憶を長期記憶という。長期記憶は、中期記憶と長期記憶に分けて考えることもある。その場合、中期記憶は1時間から1ヶ月くらいを指す。中期記憶の段階では、繰り返し学習を行わないと、記憶は急速に忘れ去られてしまうことが多い。そのため、長期にわたって記憶を保持するためには、勉強法にさまざまな工夫が必要となる。
陳述記憶/非陳述記憶
 陳述記憶は言葉で表現できる記憶のことで、非陳述記憶は言葉で表現できない記憶のことである。陳述記憶は意味記憶エピソード記憶に分けられ、非陳述記憶は手続き記憶プライミング記憶に分けられる。過去の体験の記憶や本で勉強した知識は、陳述記憶である。また、自転車や楽器など、体で覚えるものは非陳述記憶となる。
手続き記憶
 物事を行う手続きに関して、体で覚える記憶のことをいう。動物が生きていくための基本的な記憶で、歩く、走る、はしやフォークを使う、服を着替えるなどの動作はみな手続き記憶である。また、高度な手続き記憶には、水泳、タイピング、大工仕事、楽器演奏などがある。
トニー・ブザン
 脳や記憶、学習法の研究に関しての世界的権威。究極の独創的思考ツールといわれる「マインド・マップ」の開発者として知られる。世界記憶力選手権をスタートさせるなど、頭脳に関するさまざまな活動を行う。著書「頭がよくなる本」東京図書刊は世界100カ国、30の言語で出版。その他、「記憶の法則」東京図書刊、「自分を天才だと思える本」きこ書房刊などがある。
ドミニク・オブライエン
 世界記憶力選手権に8回優勝した有名な記憶術家。英国頭脳財団より「1994年英国ブレーン・オブ・ザ・イヤー」に選出される。記憶力の世界記録も多数あり。著書に「記憶力を伸ばす技術」甲斐智子訳・産調出版刊などがある。その著書によれば、彼は子供の頃、失語症と診断されたこともあり、16歳で学業を断念したとある。成人してからの記憶術との出会いが、彼を180度変えたのである。記憶力は生まれつきのものではなく、トレーニングによって得られるものだという彼の主張には説得力がある。
友寄英哲(ともより ひであき)
 円周率暗唱ギネス記録保持者(1988年~1995年)。1932年生まれ。22才のときに、神田神保町で数字を暗唱する大道芸人を見てから記憶術の研究に没頭。46歳で円周率1万5151ケタ暗唱に成功し世界記録を達成。54歳のときに円周率4万ケタ暗唱に成功、3度目の世界記録に輝く。以後8年間ギネスブック記録保持者として君臨。著書に「3秒集中記憶術」光文社刊、「脳を鍛える記憶術」主婦の友社刊など。
トラウマ
 心的外傷。過去の衝撃的な肉体的、精神的ショックを受けたあとも、長い間心の傷が残ること。トラウマ(trauma)は古代ギリシャ語で傷のことだが、フロイトが「精神分析入門」において初めて精神的な傷による障害をトラウマと名づけ、その影響の強い日本では心的外傷のことをトラウマと呼ぶようになった。トラウマは一般にも使われるが、その場合はもっと軽くて比喩的な意味になることが多い。記憶に関連していえば、トラウマは消せない記憶の苦しみである。
度忘れ
 ふと忘れてしまって、思い出せないこと。思い出せそうで思い出せないもどかしさを感じるのが度忘れである。度忘れは、何かのきっかけがあれば思い出すことができる。たとえば、ビエンチャンという地名が知っているのに出てこない場合、「頭に“ビ”のつく単語」というヒントがあれば、容易に思い出せるだろう。
 記憶術では、思い出すきっかけ作りとして、たとえばビエンチャンなら「鼻炎ちゃん」という単語に変換し、イメージを描いて覚える。


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