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3~5単語イメージ連結の練習/初級2

3単語イメージ連結のしかた

 2単語の連結の次は3単語の連結です。2単語連結の練習はまだ不十分だと思いますが、3単語も2単語連結を2度繰り返すだけですから、同じことです。つまり、次のようなことです。

 (例 題) A ― B ― C
 (記憶法) ①A+B → AがBに○○した(された)
         ②B+C → BがCに○○した(された)

 ここで気をつけなければならないのは、1回目はAが主人公、そして2回目はBが主人公だということです。尻取り遊びと同じですね。具体例で説明しましょう。

 (例 題) 長靴 ― 線路 ― 引き出し
 (記憶法) ①長靴線路の上を歩いている。
        ②線路の横には引き出しがたくさんついている。

 ところで、上の例題を「長靴が線路の上を歩いていて、その長靴には引き出しがついていた」とするのはどうしていけないのでしょうか。それは、あとで「線路が先か、引き出しが先か」が分からなくかもしれないからです。

3単語連結の練習問題

 次の例題に取り組む前に、紙を用意して最初の単語「ワンタン」「八百屋」「ヒトデ」「ねずみ」だけを紙に書いておいてください。あとで記憶をチェックをするためです。

 ①ワンタン ― ワイシャツ ― 扇風機
 ②八百屋 ― 夕焼け ― やかん
 ③ヒトデ ― 体重計 ― ホタル
 ④ねずみ ― お地蔵さん ― いちご

 うまくできましたか? イメージづくりがうまくいけば、自然に覚えているはずです。いくつ思い出せるかチェックして、思い出せたのが半分以下でしたら、まだ2単語連結が不十分ということになります。次の解答例を参考に、もう一度しっかりとイメージを作りなおしてみてください。

3単語連結練習問題の解答例

①ワンタンのどんぶりの中に、ワイシャツを丸めて突っ込んだ。
  ワイシャツを扇風機に着せた。
②八百屋の店先に大きな夕焼雲が押し寄せてきた。
  夕焼け空に巨大なやかんが浮かんでいた。
③大きなヒトデが体重計をはがいじめにした。
  体重計には無数のホタルがはりついて光っていた。
④おびただしい数のネズミがお地蔵さんをがりがりとかじった。
  お地蔵さんのてっぺんに、巨大なイチゴが落ちてつぶれた。

小さなものを強烈なイメージにする技法

 
 小さなものをイメージ化する場合、そのままの大きさでは印象が薄くなり、あとでせっかくのイメージが脳に刻み込まれないことがあります。そんな時に使われる技法が2つあります。

1.小さいものは思いきり大きくする

 米粒、蚊(か)、針、1円玉などは、特に結びつける相手が大きい場合、そのままではかすんでしまいます。たとえば「蚊」と「カバ」の場合、「蚊がカバの血を吸った」としても、ピンときません。でも体長1mくらいの巨大な蚊なら、強烈な印象になります。また、先の3単語連結の解答例では、「ヒトデ」を大きくして、「体重計」をはがいじめするイメージにしています。これは「イメージ巨大化の公式」として応用範囲の広いものです。

2.小さいものは数をたくさん増やす

 元のイメージが小さい場合の、もう一つの技法です。先の解答例③の2番目「体重計には無数のホタルがはりついて…」のように、小さなホタルは大量化することによって、強力なインパクトを得ます。こちらのほうは、「イメージ大量化の公式」と呼んでおきましょう。一般にイメージ巨大化のほうがイメージしやすいのですが、大量化のほうがぴったり決まることも少なくありません。ケースバイケースで使い分けます。

5単語連結にチャレンジ

 5単語連結の場合も、次のように3単語と同じ要領でクサリのようにつなげていきます。

 (単語) A ― B ― C ― D ― E
 (連結法) ①A ― B ②B ― C ③C ― D ④D ― E

5単語連結の練習問題

 ①カメラ ― 鳥かご ― 黒板 ― 馬車 ― 桜の木
 ②金魚 ― パラシュート ― 電柱 ― 机 ― ねこ
 ③クレーン ― 月 ― 口紅 ― ゴリラ ― ラジオ

 ※解答例は省略します。

 一題ごとにイメージの確認をし、全部終わったらもう一度、全部覚えているかどうかを確認してください。思い出せなかった箇所は、イメージの仕方が悪かった可能性があります。その都度、失敗の原因を探り、修正していくことが記憶術習得のコツです。

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