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読書で鍛える知力と創造力

 
 印刷技術がなかった昔、手書きの写本しかなかった時代には、読書は一部の権力者や裕福な家に生まれたもののみの特権でした。今では安価な本が大量に出回り、だれでもほぼ平等に「知の獲得」ができるようになりました。

 しかし、テレビやネットなどの情報の氾濫により、現代の日本人の多くが「読書離れ」の傾向にあります。手っ取り早く役に立つ情報に飛びつき、物事を掘り下げて考える習慣を持つ人が少なくなっているとしたら、本人のみならず社会にとってもゆゆしき問題です。

 ここでは、わかっているつもりで忘れている「読書の効果・効能」について、整理してみましょう。

読書―7つの効果・効能

①国語力やコミュニケーション能力を高める

 読書はすればするほど、漢字力(読み)や語彙(ごい)読解力を高めることができます。小中学生や高校生にとっては、国語の時間だけでは日本語能力を高めるのは難しく、やはり読書が重要となります。国語力は社会科や理科など、他の科目の成績にも影響します。また、社会人になってからも、文章力や会話力を含む日本語能力は、優れた仕事をする上での基礎となるものです。その意味で、高校を卒業してからの読書量は、その人の人生に大きく影響するでしょう。

②様々なジャンルの豊富な知識を得る

 私たちの脳は、人間に特有の知的好奇心に支えられて、大きく発達してきました。好奇心こそは人間の知能と心を豊かにするものであり、それを満足させる最も安価でいつでもできる方法が読書なのです。読書は、自分では体験できないあらゆることを知ることのできるツールであり、たった一冊の本が、自分が一生かかっても到達しえない様々な発見や知の高みに導いてくれたりもします。

③論理的思考力を養う

 読む本のジャンルや内容にもよりますが、一般に読書は論理的思考を養うのに最も適した方法です。特に、高校生や大学生にとっては、頭の柔らかいうちに論理的な思考力と表現力を身につけておくことが大事です。

 また、論理的思考ができるかどうかは、社会に出てから重要な意味を持ちます。例えば、何らかの会議や討論会の場で、自分の考えを述べたり、企画書に沿って説明したりする際に、論理力がないと説得力がなくなります。たとえ、「正しい考え」や「良いアイデア」があったとしても、論理的な思考能力がないために、言い負かされてしまうことは珍しいことではありません。

④楽しむことによって、想像力や空想力が高まる

 幼児期から小学時代にかけての読書(絵本を含む)は、自由な想像力や空想力を育むものとして奨励されます。でも、大人の読書でも、想像力や空想力を高めることはできます。それはSFやユーモア小説だけでなく、ノンフィクションや歴史書、科学物などの本であっても同様です。読書を「知の道具」としてではなく、純粋に楽しむという観点から考えれば、まさに想像の世界に浸る時間を与えてくれるものといえるでしょう。結果的に想像力や空想力が高まるのが、読書を楽しむ効果です。

⑤自分自身を発見し、思想を形成する

 青年期の読書は、ある意味で自分探しの要素もあり、自分自身を発見するとともに、徐々に思想を形成していくものでもあります。ただし、幅広い教養を身につけていない段階で、多感な時代にあまりに偏った思想の本に共感してしまうと、危うい面もあります。思想は経験に裏付けされながら、試行錯誤を繰り返しつつ身につけていくものと考えたほうがよいでしょう。

⑥視野を広げ、柔軟な思考とアイデア力を獲得する

 様々なジャンルの本を多読することによって、幅広い知識が身につくだけでなく、広い視野を持つことができます。かたくなな一本道の思考しかできない脳から、柔軟な複眼思考ができる脳へと進化していくでしょう。視野が広がれば、人は精神的に自由になります。そして、自由な発想からは優れたアイデアが生まれます。

⑦文章力や企画力の基礎を築く

 文章は、大学入試入社試験ばかりでなく、社会に出てからも仕事上の企画書報告書社内報など、さまざまな場面で書く必要に迫られます。たとえ、中身が優れていても文章がうまく書けるとは限りません。また、高校時代に国語の成績はよかったのに、文章を書くのは苦手という人もいます。文章を書く基礎となるのは、やはり読書で鍛えた文章読解力です。良質の読書は、文章力や企画力の基礎となるものだといえるでしょう。


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